北海道の旅第1弾 2017年7月(2)
小林秀治
網走刑務所は今もそこにあった

現在の網走刑務所の門
 ふと、網走刑務所の案内看板が目に入ったので、左折して、橋を渡った。そこが網走刑務所の門前だった。一般の車は入れないと書いてあったが、朝が早いので無理に入る。時間は、朝7時。ところが、人がどんどん、門の中に入っていく。刑務所に勤務する人たちであろうか。刑務所と反対側には、職員の官舎が数棟あった。今も網走刑務所は実際にそこにあった。
 車で、入り口前をうろうろしていると、出勤する職員からここは止められないよと言われ、刑務所の入り口の写真を撮って、引き上げることにした。あとは、誰にも文句を言われなかった。朝が早いせいだったからであろう。
 博物館網走監獄は8時30分に開館である。7時45分頃には、駐車場の門が開いていたので、入る。一番乗りである。
 監獄の駐車場から見る空は、雲一つない夏の青空。車を降りて入口で待っていると、十数人が入場を待つようになっていた。
 中に入ると、入り口で気になっていたのは、看守の人形であった。精巧に作られており、この博物館にはいたるところに看守と囚人の人形が配置されていた。監獄の獄舎がそのまま展示されており、そこに入っていた囚人を思いやると、冬の厳しさでこごえていたのが想像できる。
 9時15分にオホーツク流氷館に入る。山の上のほうにあった。入館料は750円。館内の職員は親切だ。流氷展示室の室内は−15.4度。
 そこに本物のオホーツク海の流氷の展示がある。体感する。濡れタオルを振り回すと凍り付く寒さだ。
オホーツクの流氷の展示
 9時50分には、網走を後にし、ウトロに向かった。網走市内を過ぎると、北上し知床半島に入る。
 14時の知床観光船に遅れないよう先を急ぎ走った。網走からウトロまで約76.4キロ、1時間29分の道のりである。
 11時頃にオシンコシンの滝を見る。観光客でいっぱい。
 ウトロ港には11時半に着く。海猫がしきりに泣いている。北の港町だ。発着場手前の観光船の会社で受付を済ませる。予約をしていたので、乗船料金6500円を払って手続きはすぐ終了。港手前の駐車場に車を停める。出船まで時間があるので、まずは、海鮮料理屋でイクラ、ホタテ、北寄貝、マグロ、サーモン、ヒラメが入った海鮮・知床丼(あら汁付き2800円)を食べる。値段相応でおいしい。
 夏の太陽が照っていたのですこぶる暑い。30度近くはあるが、付近を散策。港にあるテーブルマウンテンのようなオロンコの岩に上る。60メートル垂直に聳えているので、上るのは階段があるとはいえ、息が切れる。頂上は、平らで、一面、背丈の高い夏草が生えている。そこから、観光船の発着場や、これから行こうとする知床の海がずーっと広がっていた。

知床観光は海から
知床・ウトロの港
 14時15分に予定通り、知床岬航路の大型船が出発した。港近くは凪。水は青い。行程は行き帰りで3時間45分の結構な長旅。午後便なので、客は100人くらい。午前便は、2便で300人くらいはいたので、混んでいたようだ。夏の時期は、知床観光は、知床半島の半分くらいまで行って引き返す便と、私が乗った知床半島の突端まで行き引き返す便がある。知床にはそうそう来れないものだから、知床半島の突端まで行く便に乗ることにした。
 ちなみに、乗った船は冬季には、網走に行き流氷観光船になるとのことである。
 今日は、非常に穏やかで波も低い。ゆっくりと知床半島のそばに寄ったり少し離れたりして、進んでいく。一番上のデッキの椅子に座って見物する。
 知床半島は、そのほとんどが50メートルから100メートルくらいの断崖が続く。岩の下は、波で削られ、えぐられている。オーバーハングの状態の崖もある。流氷にも削られているようだ。そうした岩の近くに船は寄り、速度を緩め、近くで見せてくれる。
 海に注ぐ滝があるが、陸地からは見られない。知床半島の先端は、人も車も入れない未開の地である。知床の山の上にはまだ雪が残る。知床などオホーツク海は流氷が去ると海明けで本格的な春になる。
 半分ほど進んでいくと、風が強くなるとアナウンス。地形により、知床半島のなかで低くなっているところがあり、東からの風で強くなっている区間があるようだ。実際に、今までほとんど風がなかったのだが、この区間に来ると風が10メートルくらい吹き、白波も立っていた。風が強くなる区間を過ぎると風はまた収まった。
 そして、知床半島の突端に着いた。船が着岸できる堤防や番屋のような建物もあった。緑の草々が芝生のように覆っていた。半島の突端は、なだらかに海に沈んでいた。
知床半島の突端
 ここから、船は引き返し、今来た航路を帰っていく。同じような景色を見るので、下の船室に行き、ほとんど客はいないので、寝そべる。少しして、ヒグマがいるとアナウンス。岸のほうを見るが、確認できない。そうこうしているうちに、ヒグマは姿を消したらしい。ところが、そのビデオを船室内のテレビで流してくれた。よく撮れている。ヒグマが泳いで他の岩に移るのがよく見える。熊は泳げるのかと感心した。
 3時間45分の旅を終えて、ウトロ港に戻ってきた。港はまだ暑かった。17時半である。
 汗をかいたので、温泉に入ることにする。ウトロには温泉が多くある。主に港から山のほうに上がっていったところにある。今回は共同浴場の夕陽台の湯に入る。夕陽台というくらいオホーツク海に沈む夕陽がきれいである。
 ところが、目の前の大きな木の枝が邪魔して夕陽は垣間見られる程度であった。残念。
 ゆっくりと温泉につかったあと、19時半に道の駅・うとろ・シリエトクに到着。道の駅は、港のすぐそばにある。すでに車中泊の車で満杯の状態。50台はあるだろうか。コンビニで夕食を買い、食べて、少し、旅日記を書き寝た。

7日目 20日(木)
知床縦断 エゾシカが逃げもせず草を食んでいた
納沙布岬から霧が視界を遮っていた

知床横断道路わきのエゾシカ親子
 4時前に起床。4時5分には道の駅・うとろ・シリエトクを出発。
 曇り。山に入るとガスっているので、知床五胡、カムイワッカの滝方面には行かず、まっすぐ羅臼をめざす。ウトロから羅臼までは約32.4キロ、37分の道のりである。しかし、山道で曲がりくねり、それにガスっていて見通しが悪いのでゆっくり走る。ガスで遠くの景色が見えないのが残念。ひたすら車を走らせる。
 道路の傍らには子連れのエゾシカがゆったりと草を食んでいた。車に驚きもせず悠然としていた。
 知床横断道路を進み羅臼に入った。雨が少し降っていたのか、どんよりとしている北のさみし気な風景。港にも立ち寄るがカモメが数羽さみしげに泣いていた。
 羅臼から今度は南下し根室をめざす。途中、砂洲のある野付半島にも立ち寄る予定だ。
 羅臼から海岸沿いを走り、標津町を通り野付半島に入る。入り口がよくわからず、10キロくらい行き過ぎたが、引き返し、野付半島のネイチャーセンターを目指す。天気は悪く遠くはよく見えない。晴れていれば、遠くに国後島が見えるはずだが、何にも見えない。
納沙布岬灯台
 ガイドブックにあるような枯れた木々が残っているようなトドワラの風景はなかった。そして、野付半島の突端に行くが、灯台が見えるだけだった。引き返し、根室をめざす。 
 根室市内には7時半過ぎに入り、7時50分にJRの根室駅に着いた。雨模様で閑散としていた。
 根室市内から納沙布岬に向かうが霧が出てきた。近づくにつれ、あたり一面の霧になった。北海道の東海岸は地形上、霧が発生しやすいようになっているようだ。地名に霧多布と言うところもあるくらいである。
 納沙布岬も一面霧に閉ざされ、視界が不良。灯台と岬の突端まで足を運んで根室半島を後にする。
 釧路をめざし、海沿いを走るが霧で何も見えない。霧多布湿原センターを通り、厚岸、厚岸湖を経て釧路市内に入る。時間は、12時。明日の渓流釣りの餌を釣具センターで購入。そして、イオンで食料などを買い物。
 釧路からは、内陸を進み、摩周湖をめざす。
 途中、釧路湿原があるので、摩周国道から中に入り、細岡の展望台に立ち寄る。ここまでくると霧は晴れていたが、曇り。丹頂は見えなかったが、一面に湿原が広がっていた。見晴らしは良く広い。
 湿原から戻り、摩周国道を摩周湖めざして進む。北海道らしく道はまっすぐ山に向かっている。

摩周湖の霧は晴れていた
一時霧の晴れた摩周湖
 摩周湖・摩周湖第一展望台に着いた。霧の摩周湖だが、晴れており、眼下までよく見える。そして遠くも見える。幸運だ。摩周湖は、上から望むので湖は下に広がっている。眼下を眺めていると、しばらくして右側から霧がさーっと張り出し、またたくまに湖を霧が覆った。摩周湖は、やはり霧の湖であった。
 摩周湖から屈斜路湖方面に下る。下ったところに川湯温泉。その近くに硫黄山がある。硫黄の煙が噴き上げている場所で、見学コースだ。
 そこから屈斜路湖に出て湖畔を走る。途中、湖畔にコタン温泉という小さな露天風呂ができていた。外人が入っていた。無料である。しばし、そこから屈斜路湖を眺める。
 アイヌ資料館の17時閉館が迫っていたので、温泉には入らず。屈斜路コタンアイヌ民俗資料館には16時20分に入る。見学者は私一人。中はアイヌ民族資料や熊のはく製などが展示されていた。職員に促されて30分のビデオを見る。アイヌの歴史についてである。最初に、出てきたのは俳優の宇梶であった。彼がアイヌであったことを認識させられた。確かに彫りの深い毛深い感じはある。アイヌの歴史について学習し、資料館を出たのはちょうど17時であった。
夕方の阿寒湖
 まだ明るい。今日は、阿寒湖まで行き、その先の道の駅・足寄まで行こうと張り切って車を飛ばす。
 阿寒湖に着いたのは、18時半であった。まだ明るく、阿寒湖の全体は見えた。ここは、温泉地なので、ホテルがいっぱいで、観光客も多かった。
 日暮れが近づいてきたので、先を急ぐ。七色に見えるオンネトー湖をパスして、足寄に向かう。
 道の駅・あしょろ銀河ホール21に着いたのは19時。日が頃だったがまだ明るかったので、車を洗車する。そのうち暗くなったので、車で食事し寝た。

8日目 21日(金)
歴舟川で天然のニジマスを釣る

 今日は渓流釣りなので、足寄をまだ暗い3時半に出発。帯広に入り、そこからまっすぐ南下し、大樹町をめざす。
 明るくなってからバチッと音がする。車のフロントガラスに鳥の糞があたる。また、昆虫が飛んできてバチッとあたる。粘りがあるのでフロントガラスに張り付いている。この時期、3時間も運転するとフロントガラスは、かなり汚れる。
 そして、走っていると、北海道では「シカ注意」の看板が、道路わきの至る所にある。それだけ、シカがいきなり飛び出してくるとのことだ。気を付けて運転をすることにする。シカに当たられると車が大きく損傷し当たられ損である。
 霧の中、大樹町に入りカムイコタン公園、キャンプ場に着く。川に降りるところがあったので、キャンプ場の中に入り車を停める。広い階段で川に降りることができる。キャンプ場なので川遊びができるように作ってある。川にすぐ降りられるのは便利だ。渓流釣りはいつも、川に入る、降りる場所を探すのに一苦労をする。

ヒグマに注意し、鉈を携帯し川へ
大樹町・歴舟川
 早速支度をして、5時45分から釣りを開始する。
 川幅は広いが浅いところが多いので遡行は楽である。上流に向かって釣り歩くが、ポイントでも小型のヤマメやハヤばかりである。1キロくらい上ったところで引き返す。キャンプ場前にもどり、川を今度は下ることにする。橋の下でエサを流すと今までにない引きが伝わる。1分くらいやりとりして上がってきたのは、24センチのきれいな天然のニジマスである。
 そして、少し下ったところで、流れが緩やかなところを流すとまた大きなあたり、何回か竿がのされるが耐えて引き上げたのは、やはりニジマスで28センチはあった。
 その後、下に下るも良いポイントもなく、あたりがない。11時過ぎに上がる。
 道の駅・コスモール大樹の近くのスーパーフクハラで氷や食事を買う。外は夏の天気で暑い。

襟裳岬にある森進一と島倉千代子の歌碑
襟裳岬灯台
 大樹町から襟裳岬までは、約70.6キロ、1時間23分の道のりである。
 襟裳岬への海沿いの道はトンネルが多い。10キロ手前からは見晴らしがよくドライブは快適。
 襟裳岬に到着。やはり霧の中。灯台と森進一と島倉千代子の「襟裳岬」という歌の歌碑を見る。森進一の歌のほうは作曲が吉田拓郎で有名だが、私は島倉千代子の「風はひゅるひゅる、波はざんぶりこ、誰か私を呼んでるような、襟裳岬の風と波」の歌が好きである。
 また、襟裳岬に居つきのアザラシがいるそうだ。有料で風の館という施設で見せてくれる。今日は、天気があまり良くないので入らないことにする。後でニュースになっていたが、ここのアザラシが鮭を食って地元に漁業被害を与えているようだ。
 襟裳岬を出て、今度は海岸線沿いに北西に上がっていく。襟裳岬から30分ほど行ったところにサラブレッド銀座がある。サラブレッド馬が放牧されている牧場が多くあるのだ。牧場を見下ろせる場所があったので、馬を撮影する。さすがに、サラブレッド馬だけあって、体格が走るにふさわしい感じでスラッと引き締まっている。馬をひと時見て、また先を急ぐ。
放流されているサラブレッド
 道の駅・みついし温泉で一服する。蔵三というところでは、温泉に入れる。
 先を急いで、日高富川で門別温泉とねっこの湯に入る。
 18時に温泉を出て、明日の目的地である富良野に向かって北上。
 暗くなって道を走る。今日は、道の駅・樹海ロード日高で車中泊。
 着いたのは19時50分。遅いのですぐに寝る。

9日目 22日(土)
薄紫のラベンダーは咲いていた

 5時10分に道の駅を出発して、富良野には、6時20分に到着。四季彩の丘でラベンダーを見る。この頃から雨が降ってきた。美瑛・白金、青い池では完全に降ってきた。傘を差しながら青い池を望むが、やはりコバルトの色か緑に近く青い。枯れた木々が池に突きささったように残っている湖である。

キタキツネは寄ってくる
上富良野のラベンダー畑
 青い池から山を越えて十勝岳を見ながら、上富良野に抜ける。その道で一匹のキタキツネに出会う。道路の向こうにキタキツネらしき動物が出てきたので車を停める。そうしたら、なんと狐のほうからスタスタと寄ってきたではないか。驚きである。普通は逃げていくのに、ここの狐は寄ってきた。見ると、夏なので毛が抜けていて?せたように見えた。
 寄ってきたところを見ると餌をもらえると思ったのだろう。他の観光客が餌を与えているのだろうか。野生には餌を与えてはならないのは鉄則だ。
 上富良野に出て、日の出公園で休む。
 ここから、札幌に向かう。千望峠駐車公園で一休み。その後、道道芦別美瑛線を行くが、途中は未舗装区間であった。
 道道芦別美瑛線を揺られながら抜け、滝川インターから北海道では初めて高速を使い札幌に向かう。
寄ってきたキタキツネ
苫小牧西港の夕暮れ
クロガシラカレイ
 札幌に入るが、暑い。車を停めて、氷など買い物をする。
 今日は、釣りをするので苫小牧まで行くことにする。札幌から苫小牧まで約74.5キロ、1時間47分の道のりである。途中、道の駅・ウトナイ湖に寄り一服。

苫小牧の夜釣りでカレイ大漁
 17時には、フェリー乗り場のある苫小牧に着く。苫小牧の釣具センターでイソメを買い、苫小牧西港で釣りをする。狙いはカレイ。
 すいている堤防があったので、そこの突端まで車を入れて釣り始める。最初はあたりがない。地元の人が釣りに来るが、自分はハモ(アナゴのこと)狙いとのこと。カレイは、盛期は6月くらいで終わっているとも言っていた。釣れているときは40センチ以上のものも出るとのことだった。それでも、ここで釣るしかないので釣り続ける。暗くなってきてあたりが出だした。木っ端ガレイが続けて3匹くらい上がる。スズキに似たような30センチくらいの細長い魚も上がる。
 そのうち、大型の引きが伝わる。上がったのは、30センチ弱の黒カレイ、その後にも35センチの黒カレイが上がる。コンスタントに小さいのも釣れる。合わせて12枚釣った。24時で引き上げる。
 街道沿いのラーメン屋で食事をして、フェリーターミナルの駐車場で車中泊。

10日目 23日(日)
苫小牧でまた釣り

 6時半に起床。苫小牧の日の出公園で洗車。公園の清掃員から洗車じゃなく車を拭くのはよいと注意を受けたので、水の量を少なくして拭き洗車した。きれいになる。
 釣り餌がなくなったので、釣具屋が10時に開くのを待って餌を買い、また、昨日の場所に向かう。同じ場所が開いていたので、14時まで釣る。天気が良く晴れで暑い。
 カレイを数枚追加。納竿し引き上げる。
 海の駅ぷらっとみなと市場で昼めしに北寄貝ラーメンを食べ、最後の北海道なので、魚など土産を購入。
 フェリー受付まで時間があるので、イオンでフェリーでの夕食や氷を買い、車の中を片付け、帰り支度を行う。

フェリーの風呂で旅の疲れを癒す
苫小牧西港に入るフェリーさんふらわぁ
 15時30分にフェリー受付を行う。17時30分に車を移動し、乗船。帰りは、2万9620円、往復割引あり。乗船そうそう、レストランのあるデッキの椅子を陣取り、パソコンでメールを確認。写真の整理を行う。
 買ってきた弁当で夕食を取り、その後すいたと思われる20時に船の風呂に入る。中は湯船も洗い場も広い。客は3、4人。ゆったりと身体を洗い、ゆっくりと湯につかる。その間、船の揺れがあり、湯船はかすかに揺れていた。
 風呂から上がって、客室ですぐに寝た。客室は行きと同じように人は少ない。ゆっくりと端で寝れた。

11日目 24日(月)
 6時半に起床。
 大洗には、14時に着いた。
 大洗から高速に乗るが、間違って、宇都宮のほうに行ってしまい遠回りしてしまったが、圏央道のあきる野インターを降り、自宅の南大沢に帰ってきた。17時であった。高速で帰って来るには、大洗から常磐道、つくばJCから圏央道を通って帰るのが一番近い。
 11日間の旅、自宅から自宅までの走行距離は約3000キロであった。
 来年は、北海道の西側、そして津軽を旅する予定である。
 以上。