2005年6月区議会・次世代育成支援特別委員会の「こども園」に関わる質疑について(区議会速報)
■木村委員
本会議でも飯島議員が、こども園のことを例に質問しました。子どもがいたら、こども園で働けないというような声を紹介したときに、推進室長は大人の論理だというご答弁をされましけれども、それについて職員課長はどう思われますか。

■立川職員課長
申しわけございません。具体的な詳細部分についてを私、把握しておりませんが、室長はそのような意味で答弁をしたのではないと思います。全体として、こども園の運営に関しまして、保育園保育士と幼稚園教諭が自分たちの立場ばかりを主張して、それで大人の論理を展開して、次世代に向かった子育て支援であるこども園の運営について、いろいろな意見を言っているのではないかと。そのような趣旨は、子どもにとっては大人の論理であって、良くないという、そのような趣旨での答弁だったと思いますので、働く立場云々のことで言ったのではないと考えております。

■木村委員
子育てしやすい雇用環境を整えるというのは、特定事業者としての区の責務ですよね。働いている人から、子どもがいたら働き続けることが困難な環境だという声があるわけですよ。現実問題、少なからずそういう声がある。これを特定事業者として、すぐ改善に向けて踏み出さずして、企業の社会的責任を問うことができますか。あれ、でも、区も相当ひどいみたいですよなんて言われたら、どうするんですか。そういう声が現実にあるんだから、直ちに雇用環境の改善に、区としても改善に向けて足を踏み出すべきだと思いますけれども、いかがですか。

■竹田委員長
ちょっといいですか。今、限定して1つの事例として、こども園のことをおっしゃっているわけ。

■木村委員
1つの事例です。

■竹田委員長
事例ですね。こども園について、そういう環境にあるよと。

■木村委員
そういう声が上がっていると、現実問題。

■竹田委員長
働く人から。

■木村委員
はい。

■竹田委員長
そうすると、こども園を運営しているのは区ですよね。

■木村委員
特定事業者ですもの。責任があるんです。法律で義務付けられているんです。

■竹田委員長
だから、それはどういう話し合いになっているのかということでしょう。
それに対して、当事者同士がまず話し合いをきちんとして、結論をいえば、働きやすい環境になっていないよということになるんだけども、いわゆる当事者同士が、労働条件とか、そういう意味合いにおいて、労使関係において、組合と区の方と話し合いをきちんとし得ないから、だからそういう声が上がって、木村さんが今の発言につながっているわけ。

■木村委員
労使というかどうか、それはわかりませんよ。ただ、現実にそういう声が上っている。

■竹田委員長
だけど、そういうことになるんだよね。委員として話すということは、そういうことになるんだよね。だから、そこで解決し得ないから、議員として発言しているということになるんだよね。

■木村委員
というか、そういう声が現実に上がっているにもかかわらず、それは大人の縄張り争いで云々かんぬんという答弁だったでしょう。縄張り争いで、大人の論理でやっているんだと。そういう答弁だったから、そういう姿勢で、特定事業者として、職員の子育てしやすい雇用環境を整える義務があるにもかかわらず、ああいう答弁を許したままで果たしていいのかという、区の責任と同時に、そういう区の現状のもとで、企業に社会的責任を果たせと要請できるのかと、この2つなんですよ。

■島崎子育て推進室長
私どもが答弁した趣旨は、労働環境というものを考えて、そのことを主張するのが大人の論理で不当だというふうな形ではございません。こども園という、幼稚園と保育園の機能を合体化させた新たな仕組みの中で、そういう枠を取り払って一元的に、1つの共通の育成方針に沿って子どもを育てていく、そういうのがこども園の理念であって、それが子どもの視点に立ったあの施設の設立の意味なわけです。ですけど、そういうことではなくて、そういう子どもの視点に立って、一貫した方針のもとに子どもを育てていくという、ああいう施設自体が、幼稚園がどうのこうの、保育園がどうのこうのというような意見を保育士さんなり何なりが述べられていることについて、それは子どもの理念に立って、子どもの立場に立って、あの施設の設立の趣旨にのっとって考えてほしい、そういう思いを込めて答弁をさせていただいたということです。

■木村委員
そういうことを言うんだったら、こども園のことを言うんだったら、保育士の資格がない幼稚園教諭がゼロ歳から2歳児に1人派遣されて、それで幼保一元化と言えるのかという問題になっちゃうわけ。私が聞いているのはそんなことじゃないわけ。現実問題として、子育てしやすい環境にないという声があるわけでしょう。それに対して、特定事業者としては改善に足を踏み出すべきじゃないか。そういう声がある以上、当然。また義務付けられているんだから、責任として。踏み出すべきじゃないかと。踏み出しますと言ってくれればいいわけですよ。それをしてこそ、企業の社会的責任を果たせと要請できるんじゃないかと。別に難しいことじゃないと思うんですけどね、私は。

■竹田委員長
よく、人のことを言う前に自分の身を正せと言うじゃないですか、昔から。
それで、やっぱり次世代計画を千代田区としてつくって、社会的責任を果たせと企業に言うなら、まさにそのとおりの話なので。一応、そこにいる人たちの職員の労働条件とか云々かんぬんじゃなくて、そこで子育てをしながら働いている人が、働ける環境として整っているかどうかのその切り口で、一度考えてみて下さいよ。それは考えているとおっしゃるから、じゃあ、考えているなら、1つの事例としてこういうことですよということを示していただかないと、企業に云々かんぬんというのはまさに言えなくなっちゃうの。
私にしてみれば、やっぱり、これは別に民主的に、それから公平性を持って運営しているつもりですけども、委員と執行機関との話の中で、私自身がちょっと、この答えではかみ合っていないとか、納得できないとかというときは、一委員としてやっぱり意見を言わせていただきたいと思いますので、今言った、本当に、労働条件の中で働けないということが、それがあるのかどうか。それが問題なんですよ。それはそうじゃなくて、ほかの企業で働いている人と同じような環境で、それを改善すれば、そこで子育てができるというふうな組み立てで現在進行中かどうかということをやっぱり知りたいわけですよ。それはどうなんですか。自分の立場、立場で、子どもの幼保一元化の計画についてどうのこうのと言っている、その中で自分の働き方が、余計なこと、資格がないからどうのこうのという話の次元じゃなくて、そこに働く男と女が子育てをしながら働ける環境かどうか1点に絞って、現在の状況を観察して、それで問題があれば改善しないと、企業には言えないよということなんです。
その点について、今すぐあれじゃなければ、次回までにきちっと整理して、方向性を見せて下さいますか。これはそこのいずみ園を1つの例にとっているわけだから、例にとって、そこだけに集中して私は物事を言っていませんよ。本当にいろんな条件は、それぞれの条件は違ってきます。でも、その1つの条件をクリア1つずつしていく環境に、企業も、それから働く人も、両者が向き合って解決していこうという姿勢があるかどうかが問われている話なので、その辺については次でも、何か余り、あれしているから、しかるべき中で整理したものを示していただけますか。1つの事例としてこうなんだよと。

■立川職員課長
今、委員長まとめていただいたとおりでございまして、何もこども園に限ってだけ働きにくいという職場ではなくて、区全体、区の職員として、それはいろいろ苦労を今しております。当然、限られた地公法等で認められた勤務条件の中で働いているわけですから、その中でもできる限り子育てをしやすい、次世代を育成しやすい環境をつくっていこうというのが、この私どもが作成した特定事業主行動計画の趣旨でございますので、それにのっとって着実に推進してまいりたいと考えております。

■竹田委員長
そういうことで、男の人も育児休暇をとらないと、女の負担になるということでさっき言っていますから、やっぱりみんな男女平等に、同じように育児休暇をとってほしいし、そこに、保育園で働くのは、女も男も同じように働いてほしいし、女だけが保育園で働くというのもおかしい。そういう問題も含めての話ですから、とりあえずは今の職員課長のご答弁で一応整理させていただきたいと思います。