2005年の区職員の新規採用ゼロ方針の撤回を求める要請書
2004年6月16日
千代田区長
石川 雅己 様
千代田区職員労働組合
執行委員長 小林 秀治
今日まで、千代田区職労は、区財政が困窮していないもとでの新規採用を行わない方針に対して、強く反対してきました。
しかし、貴職は、6月11日付の新聞報道によると、「2005年の新規採用を見送る方針を固めた」と報じられています。区職労は、2005年の新規採用を見送る方針を固めたこと、またこうした内容が、区職労や職員にも知らされないまま、マスコミ報道が先行すること事態、異常であり、区政運営の基本を逸脱しているものであり、強く抗議するものです。
今職場では、2年連続で職員の新規採用が行われず、職員が減っていることによる過重労働が問題となっています。さらに、新規職員が職場に配属されないため、職員の世代間のバランスが崩れ、活性化が図れないなど職場運営に影響を与えかねない情況も生まれています。こうした状況に対し、管理職も含めた職員の中では、「新規採用ゼロは、区財政が苦しいならわかるが、そうではない。新しい人材を入れて育て区政の人材に関わる空洞化をなくことが必要ではないか」との声が多く出ています。
このまま新規職員不採用を続けることは、区政運営に深刻な支障をきたすことが明らかであり、職員削減を重視するあまり将来の区政を危うくする重大な誤りと考えます。
2005年の区職員の新規採用ゼロ方針を撤回し、貴職が新規採用に踏み切ることを強く要請します。