時間内組合活動に関する要請書
2006年5月23日
千代田区長  石川 雅己 様
千代田区職員労働組合執行委員長 小林 秀治
東京清掃労働組合千代田執行支部委員長 小林 正市

時間内組合活動の見直し提案に対する要請書

 時間内組合活動の見直し提案について、私たちはこの問題が職員の生活と権利を守る上で非常に重要なこと、貴職が職員団体や労働組合をどう扱うかに関わること、また組合活動の根幹に関わる重要な課題として貴職と交渉を重ねてきました。しかし、私たちの主張に対して貴職は「適法な交渉」は交渉のみであり、それ以外の機関運営は一切受け入れられないとする態度を一貫して崩さずにいます。
 時間内組合活動については、この4月から特区連及び清掃労組と区長会の合意による見直しがなされたばかりであり、その内容は3年前に区職労と当局によって合意された範囲と同等のものとなっています。他区においても条例改正がなされた区を含め特区連と区長会の合意に準じて認められているのが実情です。
 私たちの組合活動は組合民主主義に基づく運営のうえに成り立っており、「交渉」課題は、必ず機関運営に図らなければなりません。従って、交渉に対する最低限必要な機関運営は不可欠なものです。先の特区連及び清掃労組と区長会の合意においても、交渉と密接に関係している機関運営は「適法な交渉」と位置づけるとなっていることは、区長会もこれを認めているといえます。
 また、この4月1日の正式身分移管に伴って、各区における当局と清掃労組との「時間内組合活動等に関する協約」締結が行われていますが、千代田区を除いては基本的に、区長会と清掃労組の合意に沿った内容となっています。
 私たちは、貴職が「交渉」及び正常な労使関係を維持する上からも、改めて私たちの主張に耳を貸し、以下の点について協議を尽くすことを要請するものです。



1、 交渉と密接に関係している機関運営は「適法な交渉」と位置づけ、現行の時間内組合 活動を保障すること。
2、 一方的な見切り実施は行わず、労使合意のうえ実施すること。

以上