09賃金確定闘争と職場要求の前進をめざす決議

 09賃金確定闘争の交渉は、今週から来週が山場となる。
 私たちは、今確定闘争の重点課題として、
 一つ目は、給与・一時金の勧告の取り扱いは、民間給与を精確に反映したものとし、全国最高の生計費を必要とする職員の生活実態を考慮したものとするよう求めている。
 二つ目は、団塊の世代の大量退職後の対応として、主任主事選考、係長選考などの行政系人事制度の改善を求めている。
 三つ目は、昇任、昇格、昇給が反映するように、保障額表から業務職給料表への切り替えを行うことを強く求めている。
 四つ目は、増えている超過勤務の縮減と超過勤務手当の割増率の改善を求めている。
 しかし、区長会は、現時点で、超過勤務手当割増率の改善を行うことは表明しているものの、給与・一時金については、勧告通りとしたい、保障額表の業務職給料表への切り替え問題は、財政負担が大きいとして否定的な対応を取っている。
 今後は、勧告制度がなくなり、労使交渉で賃金を決めるようになる見通しがある中で、区長会との交渉を強めることがいっそう重要となっている。職場から総力を挙げて、交渉強化を求め、要求の前進を勝ち取るために奮闘する必要がある。

 区職労は、10月2日に、アンケート結果をもとに作成した2010年度に向けた350項目に及ぶ職場統一要求書を提出し、当局の誠意ある検討を求めている。
 10月22日の交渉で、副区長は「区でできるものはやりたい」と答えている。区職労は、この回答を、具体的にするよう区当局に求めるものである。例えば、互助会事業の改善、カフェテリアプランの制度改善など、職員の求めるものに真摯に検討することを強く求めるものである。
 区職労は、09賃金確定闘争と職場要求前進のために奮闘する決意である。
 以上、決議する。

  2009年11月11日            
2010年度千代田区職労定期大会