区職労緊急アピール
2003年1月21日
千代田区職労執行委員会
アメリカのイラク軍事攻撃に反対する

 みなさん
 今、世界と日本の平和に関わって、大きな岐路にさしかかっています。
 アメリカのブッシュ政権は、イラク攻撃に向けて着々と十五万人の戦争態勢を準備しています。イラクが大量破壊兵器を保有していることを理由に、改めて国連決議がなくても軍事攻撃を行おうとしています。このアメリカの無謀な策略が強行されるならば、世界の国連を中心とした平和の秩序が危機に陥ることになります。
 日本政府はこのようなアメリカ政府の姿勢に追随し、憲法に抵触する恐れのあるイージス艦の派遣までも行い、さらに支援するための「新法」の検討及び有事立法の成立を目論んでいます。
 今、世界ではこのような無法な軍事攻撃の動きに対し、「国連の枠組みでの平和的解決を求める」声が日増しに大きくなり、反対運動が起きています。日本でもさまざまな個人・団体が運動を広げており、私たちもその運動の流れにそい、声をあげていくことが求められています。
 戦争になれば多くの関係のない市民の命が奪われ、住むところも生活までもが失われることになります。
 千代田区職労は、いかなる戦争にも反対し、平和と民主主義を守る立場から、そして人道的な見地からもこのようなイラクへの軍事攻撃に反対し、運動していくことを表明します。                                        
以上。