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X、強固な団結、組織強化をめざして | ||
労働組合は、様々な考え方や政治的な立場を異にする人々が、仕事や生活の場にある要求に基づいて、その実現のために結集している組織です。そして、この目的達成は、1100組合員の結集、すなわち団結力を強め、この団結をいかに要求実現の「行動」に結びつけるかにかかっています。区職労は、この団結を阻害する様々な要因を取り除き、要求実現のための組織強化・システム作りを最重要課題としていきます。 | ||
1、団結の基礎的条件 |
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(1)特定の立場を組合運動に持ち込むことが、組合員間に偏見、偏重をもたらし、団結を弱めることにつながります。組合員の思想信条、政党支持 の自由を保障し、組合民主主義の徹底を図ります。 (2)職場での要求討議を援助し、組合員の要求を常に把握するよう努めます。 (3)職場、組合員の間に、差別・分断をもたらす当局の意図(昇任、昇格、昇給などでの選別など)に屈しない取り組みをすすめます。 |
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2、組織強化のために |
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(1)執行部の強化 組合運動の核となるべき部署は執行委員会です。千代田区職労は規約に基づき執行委員会とそのもとに5つの専門部(企画調査部・組織部・教育宣伝部・文化厚生社会保障部、共闘部)を置いています。専門部については、運動に見合った実態に統合し、部員を広く組合員から募り、各組合員の個性・能力・行動力を結集することにより、身近な組合運動作りをめざします。 特に執行委員会は、区職労組合員の団結の要でもあります。欠員となっている執行委員について、次期に補充するよう努力します。 また、執行委員会が各職場の状況をよくつかみ、分会と緊密な連携のもとに日常的な、あるいは時々の課題について、各専門部ごとに組合員の力を存分に結集するよう努めることが要求実現のかぎです。 また、当局交渉の持ち方について、もっと組合員の力を集め、交渉の模様や到達点、問題点などを組合員の間で共有しながらすすめるよう改善に努めます。 (2)議決機関の強化 千代田区職労の議決機関は大会と区職労委員会です。議決機関と執行機関が対等な緊張関係のもとにそれぞれの役割を発揮することこそ組合民主主義の根幹です。今年度重視すべき点は区職労委員会の充実強化です。区職労委員会が抱える現在の問題点は、定数に足りない選出委員数と年度途中の欠員や交替が多く生じていることがあります。 今年度は、区職労委員会運営規程を見直し、区職労組織に見合った実行的運営ができるよう努めます。 区職労委員会を構成するのは区職労委員と執行委員です。また、区職労委員会を招集するのは執行委員会です。その点で、執行委員会は区職労委員会の充実強化に大きな責任を負っています。執行委員の委員会への出席と定例的な開催のために執行委員会としての努力を傾注します。 (3)春闘、確定闘争、「千代田区版リストラ」反対の取り組みなど、闘争の意志統一を図るために、闘争委員会を設置してたたかいます。また、常任 闘争委員会を開き、意志統一してたたかいます。 (4)時々の課題を解決するため、「対策委員会」・「専門委員会」を設置し、交渉を行い、課題の解決をめざします。また、当局交渉においては、団体 交渉、小委員会交渉、専門員会交渉、折衝を効果的に配置します。 (5)全職場に職場委員を選出することをめざします。 (6)幼稚園教諭の組織化 幼稚園教諭の組織化にあたっては、関係組織と協議し進めます。 (7)未加入・組合費未納者への対応 区職労への未加入職員や組合費未納者に対し、団結上、引き続き、手紙などを出して訴え、加入や復帰を働きかけます。 (8)分会・部活動の活性化 |
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@ | 分会 | |
1) | 区職労は分会の自立性を最大限尊重し、闘争情報の提供、学習会の開催などへの援助に努めます。 | |
2) | 区職労をあげての闘いにおいては、闘争委員会へその力を結集します。 | |
3) | 休眠中の分会の再起や、庁内をはじめとした新たな分会の結成をめざす取り組みは、引き続き、「組織強化対策委員会」を設置して追求します。 | |
A | 部 区職労は、女性部やユース部、中高年部、再雇用部会、現評の各部会の要求を汲み上げ、その諸活動に対し援助・指導を行います。 |
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B | 時間内組合活動の到達点に基づき、機関運営等に対する対応を徹底します。 | |
(9)書記局体制の強化 |
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@ | 書記長を中心に書記局体制を強化し、組合員に開かれた組合事務所と区職労運動の展開をすすめます。 | |
A | 定期的に委員長、書記長、書記次長、書記の会議を行い、日常的な区職労運営をスムーズに行っていきます。 | |
3、教育・宣伝、学習の強化 賃金確定闘争・リストラ反対闘争・春闘・平和と民主主義を守る・憲法を守るなどの諸闘争に対し、多くの組合員の団結と参加を促すために、宣伝・学習活動を展開し、区職労ニュースの発行・配布体制の強化が求められています。 (1)区職労ニュースと機関紙「はばたき」の編集・発行・配布体制を一層 強化し、教育宣伝部体制の強化を図ります。 |
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@ | 区職労ニュース紙上において、区長会や当局との交渉・行動提起などの情報を迅速に組合員に提供します。また、重要な課題は、特集や解説 を組み組合員への周知徹底を図ります。 | |
A | 組合行事・各種闘争課題を全組合員にその内容を伝えたり、分会・組合員相互の交流や娯楽などの目的をもつ機関紙「はばたき」の紙面をより充実したものとします。また、「春闘かわら版」など、重要な闘争時には、壁新聞を発行します。 | |
B | 職場オルグと区職労ニュースの配布によって、日常的なオルグ体制を確立します。そのために区職労ニュースの配布体制を常に見直し改善に努めます。 | |
C | 区職労の活動及び情報を発信するために、事務所のOA化をすすめ、ホームページの開設をすすめます。 | |
(2)情勢や課題に応じて、学習会・講座を開催します。特区連、産別などが主催する学習会・各種学校・講座へ組合員の参加を積極的に組織します。 |
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